HPF2022

HPF2022(大阪府高校演劇祭)の観劇レポートのブログです。

大産大高校観劇ブログ

HPF 大産大高校の観劇ブログです。

精華高校では5人が感想を書いてくれました。本来感想は個々で違うものですので今回思い切って5人分をUpしたいと思います。ちなみに全員1年生です。文章が拙い部分など失礼かもしれませんが、原文ままで掲載いたします。

Aさん

大阪産業大学附属高等学校さんの感想

役者さんへの感想は、初めは面白い反応の仕方とかが上手いと思い、1人何役もやっていたところで、キャラをしっかり分けていたところが魅力に感じました。

そして、動きの点については、サッと歩いたらしっかり止まるってところと、その世界の中の人達に向けての動きというよりかは、話す時の間が結構あるのと話すのがかなりゆっくりだなと感じました。

この高校さんの劇を見て、人数がやっぱり必要だなというふうに感じました。内容の感想は、私自身は初めのところから面白くして最後らへんにどんでん返しが来る感じの劇かなとは思っていました。劇を見ていたら、最後らへんの「リコが考えたやろ?」の所ら辺からリコは死んでたのか、水溜まりの中の世界なのか、存在していなかったのかがわからなくて、結局答えが謎のまま終わってしまったけど、私の考えは、リコは水溜まりの中の人物で、話の内容的に水溜まりの中から現在の世界を見ていたのかなと思い、最後のここから来ては行けないみたいなところで、水溜まりの中に入らないで!って言っている感じにとらえました。水溜まりの中に入るということは、現在の世界に帰れないから止めたのかなとは思いました。

私は、この作品にすごく不思議な感情を持っています。それは、お客さんに答えを出さずに考えさせる作品なので、多種多様な考え方ができて面白いと思いました。

裏方のことだと、水溜まりを表現する時、舞台上の上に照明器具を置いてたので綺麗にハッキリ映し出されてたのでこういうやり方もあるんだと感じました。

音響のほうは、若者にもわかるような曲を使っていたので、より物語に興味深くなりました。

全体を通して、ダンスや動き、照明の切り替えや音響のボリューム的に劇に集中することが出来ました。改めて勉強になりました。

Bさん

まず、1つ目にダンスなどの演出を多用しておりお客さんを飽きさせないという気概が感じられました。

それにダンスも半端な振り付けではなく、迷いの無いしっかりとした動きだと感じましたのでここにも相当な練習を重ねたのだろうと思いました。

そして次に、物語の内容についてですがかなり考えさせられるものだと感じました。

途中途中で水溜まりや傘などのキーワードと思わしき単語が出ており、なにか最後で回収するような形でまた出てくるのかなと思っていたらそのような終わり方ではなく、理子以外は段差の上に残ってまるであの世とこの世で線引きしたかのような演出で考えさせられました。

自分の理解が追いついてないだけかもしれないですが、もしそうでないなら答えをあえて演劇部で用意せずに観劇した皆々様方に考察させる、答えを作って貰うという粋な計らいをしたのかなとも思いました。

自分的にはまだ物語に対して謎が残ったままですが逆手に取るとそれだけお客さんを考えさせる劇を部員たった4人で演じ上げたのはとても凄い事だと思いました。

また、前説や後説の際にもただただ前説をするだけでは頭に入りにくい所をジェスチャーや変わった動きをして少しでも印象付け出来るように工夫したんだろうなと感じました。

以上のことから、HPF公演「水面鏡」を観てかなり良かったと思いました。

Cさん

産大附属高等学校演劇部

HPF公演 観劇レポート。

実施日 2022.7.31 日曜日

開催場所 一心寺シアター倶楽

公演タイトル〚水面鏡〛

感想。

物語は面白い方でした。

最初は日常を描いた劇と思ったのですが

終盤につれて、日常とは異なるような感じになって、

なかなか面白かったです。

それから演出です。

まず、劇中でのダンスシーンです。

照明の展開が良かったです。

タイミング良く展開してたのが良かったです。

あと振り付けも、

綺麗に振り付けが出来てたと思いました。

次に、役者さんの動きが良かったです。

特に立花先生。

動きが面白くて良かったです。

あと切り替えが良かったなと思いました。

理子役の方、渚&大西&ルリ役の方も

動きが良かったなと思いました。

あと、理子役の方の表情の切り替えが上手かったです。

次に音照。

音響はダンスシーンでのBGMや、

水溜まりのSEを入れるタイミングが

良かったです

照明は

シーンごとの展開が良かったなと思いました。

特に終盤や先程のダンスシーンの展開が

良かったです。

今回の観劇感想は以上です。

Dさん

大阪産業大学付属高等学校

HPF感想

今日の「水面鏡」を観てやっぱり演劇のやり方って違うんだなって思いました。

大阪産業大学付属高等学校は手の動きを意識してるなって思いました。そのおかげで動きが大きく見えて演劇らしさがあったなって思いました。精華高校とは違う演技で面白いなって思いました。あとバウンダリがないのにあの声の声量がすごいなって思いました。

自分はまだバウンダリなしで劇をしてないからそれも重なって凄いなって思いました。

他にもダンスや曲を入れるのも面白いなって思いました。だから音響が楽しそうやなっておもいまそれに傘を使って舞台にあるものを上手く使ってるなって思いました。だから音響も楽しそうやなっておもいました。

それに照明も沢山あったから照明さんも楽しそうだなって思いました。

あと役者が少ないって大変だなって思いました。主人公以外の2人が他の役にもなって演技をしてたから大変だなって思いました。そのためわかりやすくするために声を変えたりしていたのわすごいなって思いました。

演技を見ていて全員上手いなって思いました。特に先生役をしてた人がめっちゃすごいって思いました。歌舞伎みたいなことしてる時や、放送で呼ばれている時の嫌そうな感じがめっちゃわかりやすくて面白かったです。あと彼氏になってる時あの声は反則です、大爆笑してしまいました。彼氏の時は特にあのくせの強い動きが最高でそれに加えてもっと爆笑してました。けど大爆笑してもいいかちょっと不安になり堪えてしまいました。それでてっきり3年だと思っていたら1年生でびっくりしました。だからこそめっちゃすごいって思いました。だから次の公演もめっちゃ楽しみです。

次は台本の内容で思った事を書きます。伏線がちゃんと取れててすごいなって思いました。喜怒哀楽の時の怒がシーンにあったなって所とかです。主人公があまり喜怒哀楽を顔に出すのが苦手なんだなって演技でわかりやすかったです。初めの楽しそうな雰囲気から急に暗くなるのがわかりやすいなって思いました。でも私が台本に思ったことがあって、演劇は1人でもできるっていうのは自分やったら無理だなって思いました。役者が1人なら演技はできるけど裏方がおらんかったら進行できないなって、自分はそう思いました。

最後のシーンが色んな展開を自分て考えれるのがいいなって思いました。自分は主人公以外死んだのかなって思いました。そのため友達の意見を聞き自分と違う意見で盛り上がりました。あと最後の傘を渡すシーンが感動的だなって思いました。

今回の劇を観て色んな気持ちになったなって思います、面白い、感動的、喜怒哀楽が難しいって所、特に思ったのは面白い劇だなって思いました。

また大阪産業大学付属高等学校さんの劇を観たいなって思いました。

Eさん

大阪産業大学付属高校の公演を見て。

まず客入れ中の舞台照明の水色のサスはなんだろう。と思って本編を見ていると水たまりを表現しているのだと納得したとともに、こういった表現の仕方があるのだと思いました。

 また作品中に出てくるダンスは見ている私たち観客が心から楽しむことが出来ました。傘を使ったダンス。またテーマに沿ったものを使い踊っているのもとても魅力的でした。

 理子を演じる西脇さんの演技は非常に多様性のあるものだなと感じました。面白いものからシリアスな演技まで幅広く、見ている私たちを引き込むものでした。100万円や映画のエチュードのシーンはまさかの反応で驚きもあり楽しいものでした。ぶりっ子のシーンは告白を受けるものの「めいわくー!」と言うあたり非常に面白く、意外性が凄かったです。お箸を忘れたシーンではただ、「お箸を忘れた。」ではなく、前に動きをつけていたのもよりリアルな演技でした。掃除の時間の机・椅子のはけはものすごくスムーズで違和感のないものでした。

 渚・大西・ルリを演じる今中さんの演技は複数の役を演じ分けが出来ており、尊敬ですし元気なのがとても伝わったのが印象的です。先生の真似をするシーンでは「頑張って似せようとした」けど「あまり上手くない」的なよくある学生の雰囲気がでており、違和感なく観劇出来ました。

 カップルのシーンでは光一に負けないぐらいのキャラで凄く楽しいものでした。衣装や話し方の変化がはっきり分かりとても見やすかったです。自分がその役をよく理解していないと演じることも難しいことは演劇をしているからこそ分かるので、3つの役を自分自身で落とし込み、それを私たち観客に表現出来るのはとても素晴らしいものだと思いました。

 立川・清水・光一を演じる出田くんの演技をみてまず思ったことは素晴らしくキャラが濃く、とても楽しい観劇が出来ました。僕はこの役回りは苦手なので尊敬しかないです。

立川先生の登場シーンもとても好きですし、ポジティブな性格もとてもお気に入りです。楽しい時、悲しい時の差が激しいのは見てる側からすると分かりやすく、とても楽しかったです。

演劇部元部長の清水はエチュードauネタは面白く機種変するという落とし所もお気に入りです(笑)理子に響いた「演劇は1人でも何人でもできる」というフレーズは僕にも響き感動しました。

 彼氏である光一は話し方のクセがとてつもなく面白かったです。髪型も少し変えており他のキャラとの区別が見て分かりました。教室の掃除中の話はツッコミどころの多い内容で観客側はとても楽しいものでした。「教室の40分の1を掃除した」「えー凄いー!」みたいな流れや、傘を忘れて取りに来たシーンの最後独特なステップをするところなど非常に面白かったです。

全体的に似たようなキャラクターだからこそ、演じ分けるのが難しいところを、上手く表現しているところが凄く尊敬です。

 照明担当山本さんのオペは、

カラーフィルターを多く使用してとてもカラフルな照明で見ている側としては非常に楽しいものでした。

 ダンスのシーンの照明はとても凄いもので照明オペレータをしている私からみてとても尊敬しました。

 水溜まりの表現の仕方や、SSの使い方また、SSにカラーフィルターを入れ転がしで使う。こういったものは自分では思わないのでとても勉強になりました。

 照明は役者の皆さんととてもマッチしていて、「足りないと思うことも無く、多いと思うことも無い」凄くちょうど良い内容でした。

 音響に関しても役者の動きをきっかけにして流したりするところのタイミングがとても良く、FI.FOやCI.COなども抜群で、レベルも丁度良かったです。sumikaが好きな私はとてもテンションの上がるものでした。

 脚本については、

 とても面白いもので、常に笑っていた気がします。ネタのシーンもあり、しっかりとしたシーンもあってバランスの良いとても良い素晴らしい作品だと思います。

しかし、少し難しい所もありました。が、それは様々な味方ができ、一緒に見た友人と「ここはこう思った」など話したのも楽しかったです。

 最初から最後までとても楽しめた素晴らしい作品です!舞台美術も必要最低限のものに限り動けるスペースを広げることで踊れることができ、見ているこちらとしてはとても満足です!

 素晴らしい作品をありがとうございますっ!

 公演お疲れ様でした!

精華高校は1年生以外も観劇させていただきありがとうございました。かなり良い刺激を受けたと思います。読みづらい部分も多々あったと思いますが、これが生の感想です。かなりの長文を書いてくれた部員もおり、顧問としても嬉しく思います。

大産大高校の皆様、ありがとうございました。