HPF2022

HPF2022(大阪府高校演劇祭)の観劇レポートのブログです。

金蘭会高校「僕たちの好きだった革命」観劇ブログ

7月29日(金)金蘭会高校HPF公演「僕たちの好きだった革命」を観劇しました。豊島高校です。
私は、初めて金蘭会高校さんの演劇を見させていただいたのですが、始まりから終わりまで、目を離せませんでした。キャストの皆さんの声量や、表情、シーンごとに合わせて変わっていく装置、全てが完璧で、とても面白かったです。ところどころに散りばめられた面白いポイントや、選曲のセンスも本当に凄い!と思いました。照明も、その場にあった色が使われていて、凄かったです。
2時間という長め作品でしたが、終わった時には「え、もう終わったの!?」とビックリするぐらい、時間を忘れて、楽しむことが出来ました。私が、この劇を観て、何よりもすごいなと感じたのはOGに劣らない現役生の演技力です。全員の演技力に差がなく、誰かが浮いたりすることがなく、自然で、本当にすごいなと思いました。
お話も、自分じゃ考えつかないような内容で、すごく面白かったです。文化祭は"学校"のものか、"生徒たち"のものか。学生運動を何のために行うのか。私自身も、すごく考えさせられる内容で、観ていて心が掴まれました。
今回、私は金蘭会高校さんの演劇を見て、大ファンになりました。それぐらい、金蘭会高校さんの演劇は凄かったです。また次も、見に行かせていただきたいです!(豊島高校1年)


金蘭会高校さんの「僕たちの好きだった革命」を観劇させていただぎした。
 舞台装置は箱を組み合わせていて、抽象的な舞台でしたが箱を並べて学校の教室のようにしたり、全て重ねて校門のようにするなど、並べ方や組み合わせを変えて、いろいろな場所を表現していてとてもすごいなと思いました。ぱっと見たとき箱が何を表してるかわからなくても、その組み合わせを覚えて次にその形を見て今はどこで物語が進んでいるかがすぐにわかったので自分もこんな舞台を作ってみたいです。
他にも、後ろにプロジェクターで写したもので、時間経過や写真や動画は1番印象的でした。特に戦争の映像はとても心に残っています。
 話の内容は自分がまだ子供ということもあり、難しくわからないこともありましたが、自分たちの身近な文化祭とは誰のためにあるのか、生徒会とはなんのためにあるのか、自由とは何かを考えさせるお話でした。ところどころにギャグがあり後ろの席でずっと笑っていました。個人的にパン屋が1番好きな役でした。途中で挟まる歌などもあり、見てる人を飽きさせない工夫や、話の中に入り込めるようになっていたのでとてもおもしろかったです。
素敵な舞台をありがとうございました。金蘭会高校の皆さん、お疲れ様でした。(豊島高校2年)